こんにちは!Fumiです。
XPPenから2023年3月に左手デバイス新製品ACK05が発売されました。
以前から左手デバイスには興味がありましたが、いまいち自分の使用目的にピッタリのが見つかりませんでした。
私の使用目的は、ブログ作業の効率化だったので
- 持ち運びが便利
- 無線接続対応
- 必要最小限のキー数(簡単操作)
という3つの条件を満たしてくれたのが、XPPenから発売されたACK05です。しかも5千円台から買えるというコスパの良さ。さらに黒に統一したシンプルでモダンなデザインが所有欲を満たしてくれます。
XPPen ACK05同梱物
- ACK05本体
- USBケーブル C to A
- ワイヤレスレシーバー
- アイコンシール
- 説明書
XPPen ACK05と前モデル(AC19)の比較
XPPen | 新ACK05 | 旧AC19 |
---|---|---|
発売日 | 2023年3月 | 2017年2月 |
公式価格 | 5,799円 | 4,500円 |
サイズ:幅×奥行×高さ(cm) | 12.7×7.0×1.0 | 12.9×7.0×1.5 |
重量(g) | 75 | 70+単4電池×1 |
キー数 | 10 | 9 |
接続方法 | 有線 Bluetooth ワイヤレスレシーバー | ワイヤレスレシーバー |
バッテリー | 内蔵1000mAh スタンバイ10か月 連続300時間 | 単4電池×1 |
ACK05はデザインが洗練されている
前モデルのAC19はテンキーのようなデザインで野暮ったさがありました。新モデルのACK05はブラックで統一されモダンなデザインに。
横でも縦でも360度、好きなレイアウトで使用可能です。
キーはノートPCによく使用されているパンタグラフ式を採用。なのでノートPCからACK05に違和感なく、操作できます。
ホイールはスクロールや矢印キー、ボリュームなどの複数回連続で押すキーが向いています。ホイールは4機能を設定でき、ホイールの中心のキーで切り替え可能です。
片手で持てるサイズ、75gと軽量で持ち運びも便利
裏はゴム足なので滑りません。
キー数10×4パターンの機能グループを設定可能
前モデルAC19はキー数が9個のみ
新モデルACK05はキー数10×4パターンで、機能グループ変更に1キーを使用するので実質36キーを設定できます。
接続方法が3つに増え、複数のデバイスで設定を共有可能
前モデルAC19はワイヤレスレシーバーのみで接続
新モデルACK05は
- 有線
- Bluetooth
- ワイヤレスレシーバー
に対応し、使い勝手が向上
デスクトップPCはワイヤレスレシーバー、ノートPCはBluetoothで接続と複数のデバイスで使いやすいです。
キーの設定も複数のデバイスで簡単に共有できます。
USB-Cで接続できます。1000mAhバッテリーでスタンバイ時10か月、連続300時間も動作します。
ACK05はキー設定も操作も簡単
専用ドライバを公式サイトからダウンロードし、キー設定をします。
キーの設定自体は簡単です。が、どのようにカスタマイズするか悩みどころ。楽しい部分でもありますが。
一例として、私がブログ作業を効率化するための設定を後述します。
操作が簡単、すぐにブラインドタッチができる
そもそもキー数が多くないのと、中央のキーに突起があるので。
PCのキーボード感覚で中央の突起に中指を合わせて、キーを押しています。
ワードプレス(ブロックエディタ)設定例
今まで書いた記事を参考に使用頻度の高いブロックを設定しました。ワードプレスのブロックをショートカットキーで呼び出せるのは見出しのみ。なので他のブロックは半角スラッシュ【/】を使用しないといけないのだが、問題発生。
半角/全角キーを入れると操作が1アクション増え、一つのブロックに3アクションで使い勝手が悪い。全角のつもりで打って、アルファベットだとイラっとするしね。なので、全角スラッシュにF10で半角にして、さらにEnterキーの2アクションで呼び出せるように改良。
半角スラッシュ系のブロックを1アクションで呼び出せる方法は今のところ思いついていません。
常に全角で操作することが前提です。が、半角で半角スラッシュ系を操作してしまったときは、Backspaceを押すことでブロックを呼び出せます。
ACK05のキー | ブロック等 | 設定例 |
---|---|---|
K1 | 見出し2 | Shift+Alt+2 |
K2 | 見出し3 | Shift+Alt+3 |
K3 | 見出し4 | Shift+Alt+4 |
K4 | リスト | /list+F10+Enter |
K5 | テーブル | /table+F10+Enter |
K6 | 画像 | /image+F10+Enter |
K7 | Enter | Enter |
K8 | アフィリンクブロック | /pochipp+F10+Enter |
K9 | Backspace | Backspace |
K10 | キーパターン切り替え | キー設定その他から選択 |
ホイール | 仮想デスクトップの切り替え | Ctrl+Win+← Ctrl+Win+→ |
- 半角/全角キーを使用したくない(常に全角)
- 半角スラッシュ系ブロックは2アクション
- 半角時の誤操作はBackspaceでフォロー
キーパターン切り替えで4パターンを使用できますが、ブログ作業には1パターンのみを使用しています。キーパターン切り替えながらの作業は、頭がこんがらがって逆に効率が悪くなりそうなので。
キーグループ2は特定のアプリやブラウザの特定のページを開けるように設定しています
ホイールはタスクビュー(仮想デスクトップ)の切り替えに。切り替えが楽になったので、ノートパソコンでもデュアルモニター並みの作業環境に。
ショートカットキーで特定のアプリやWebページを開く方法
- デスクトップにショートカットアイコンを作成
- アプリのショートカットアイコンはスタートメニューからaltを押しながらドラッグ&ドロップ
- WebページのショートカットアイコンはURL左側のカギアイコンをドラッグ&ドロップ
- ショートカットを右クリックしプロパティを開く
- ショートカットキーに任意のキーを設定
- アプリはショートカット、WebページはWebドキュメント
- 手順3で設定したショートカットキーをACK05のキーに設定
ホイールでWindowsキーを含むショートカットのキー設定ができない場合
Windowsキーを含むショートカットキーを設定しようとすると、そのショートカットの入力が動作してしまい、キー設定ができません。K1~K10のキーはキー設定ボックスの右上のWindows+で設定できますが、ホイールの設定画面ではWindows+が表示されていません。
特に、仮想デスクトップを切り替えるショートカットキー
【Windowsキー】+【Ctrl】+【矢印キー】
の3つのキーの同時押しの設定ができません。
設定しようとすると
【Windowsキー】+【Ctrl】,【矢印キー】
2つのキーを同時押ししてから、矢印キーを押すという入力になり機能しません。
解決策はキー設定で
【Windowsキー】+【Ctrl】+【Q】
と入力して、ショートカットを動作させると、キー設定は下記のようになり
【Windowsキー】+【Ctrl】+
最後のプラスまで残ります。そこに【矢印キー】などを入力すると
【Windowsキー】+【Ctrl】+【矢印キー】
Windowsキーを含むショートカットのキー設定ができます。
その他の詳しい設定方法は公式のマニュアルを参照してください。
まとめ:初左手デバイスだけど、買って正解でした。
動画制作や実況配信ならElgato Stream DeckやRAZER Stream Controllerなどの高機能製品がおすすめです。ワードやイラストなどの作業なら、シンプルで使いやすいACK05で十分です。
- 持ち運びが楽(ノートパソコンと相性抜群)
- 無線接続対応(有線接続も可)
- 必要最小限のキー数(簡単操作)
と、私の要望を全て満たしてくれて、さらにデザインも良いと言うことなしです。
XPPEN ACK05を安く購入するには?
公式サイトでタイムセールをしている場合があります。ガジェット系はAmazonや楽天市場で購入する方が多いと思いますが、公式サイトでの販売価格も調べておくと、損をせずに購入できます。
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